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読んだ本の感想メモ。思ったことを正直に。(あらすじはアマゾンなどから引用)
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著者/伊坂幸太郎 出版年/2006年(文庫本)

引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的は―たった一冊の広辞苑!?そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、なぜか僕は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ!注目の気鋭が放つ清冽な傑作。第25回吉川英治文学新人賞受賞作。


タイトルが素敵ですねw

「アヒル」に「鴨」ですか。個人的にものっそ萌えツボ押される鳥名なんですけど。これだから腐女子ってやつは…。
それはいいとして、ミステリというジャンルは初挑戦だったんですが、この本は大変読みやすかったです。難解な事件を解いていく、というよりは気楽に読める初心者にやさしいミステリ。

物語上、ペット殺しとかHIVとかヘヴィなテーマが絡むが、おぞましい描写や生々しい描写があるわけではない。
結果的には河崎(ドルジ)の復讐に加担していた椎名(主人公)。しかし復讐していると思えないほど感情的でもなく、悲壮感もない。そういったものは二年前に通り越したのかもしれないけど。ただ懐かしさを抱いているのはよくわかる。
琴美も河崎も死ぬ間際に生まれ変わりを信じて(?)死んでいく。ドルジの母国の言い伝えを脳裏によぎらせて。
しかしこの作品、映画化されたそうですが、トリックを映像ではどう表すのかな…

個人的に嫌いな文章表現の方法で、作家が「オレ上手いこと言ったw」とでも思ってそうな例え方の表現(例「それはコーヒーにミルクを入れるくらい自然なことである」とかそういうかんじのやつ)を多用してはいるんですが、意外とあまり気にならなかったです。そっちよりも純粋にストーリーの展開のほうが気になるからか。

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