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読んだ本の感想メモ。思ったことを正直に。(あらすじはアマゾンなどから引用)
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著者/池波正太郎

風呂の客のたくましい躰には傷痕がきざまれていた。(この客どの…もとは武士や)湯女の乳房が、客のあたまの上でおもたげにゆれている。後から入ってきた客がうかべたおどろきの表情に、二人とも気づかなかったようだ。伊那忍びの丹波大介は生きていた—。関ヶ原の戦から五年、きなくさい京で、忍びの血が呼びさまされた。
 


徳川方と豊臣方(清正)に仕える忍者達の戦い

どう頑張ったって歴史的事実が徳川の勝利なので、結末をなんとなく予想できても仕方がない。
というか、ほんとに清正がもう少し長く生きてさえいれば…豊臣びいきなら誰もが思うことですが。

上下巻に分かれていてボリュームがあるわりには、置き去りにされてることも、余分かなってこともちらほらと。
もよは結局現れなかった大介をあっさりあきらめたようですが、何も書いてないからそのあたりの真実のところがわかりません。
大介が取り返しのつかない過ちを犯してしまった場面なだけに、細かく描写してもよさそうなのに。

最後は黒幕の梅春を討って清正の仇をとった大介。いや、どう見てもアンタ今さらって気がしてならない。
そこさえもっと早く気づいてれば家康の思うままにならなかっただろうに。
それにしても忍者っていろいろ万能なんだな。
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