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読んだ本の感想メモ。思ったことを正直に。(あらすじはアマゾンなどから引用)
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著者/宮木あや子 出版年/2009年

生きてるうちに、言えればよかったのだけど…。町の葬儀屋「セレモニー黒真珠」を舞台に、アラサー女子・笹島、メガネ男子・木崎、謎の新人女子・妹尾が織り成す、ドラマティック+ハートウォーミングストーリー。


キャラクターありきで薄い内容

なんだろう、ラノベではないけど、それの延長に近いかんじ。挿絵も今時の絵師ってかんじだな。
有川浩とか森見登美彦の作品と同じにおいがします。図書館戦争とか?読んだことないけど。
ダ・ヴィンチに連載されてたそうで、なんか妙に納得。
登場人物の設定がいかにも「キャラクター」だし。木崎なんか「ほーらメガネ男子だよーwどうぞ萌えてください!」ってかんじで逆に鼻につく。
あわよくばドラマ化もしくはアニメ化でも狙ってたんじゃないですかね。深夜枠あたりで。

それにしても女キャラがどうも好きになれない。笹島も妹尾もどちらかといえばドライで嫌味がないのに、なんかいやだ。木崎妹は論外。職場の人に「おにいちゃんがお世話になってます」って・・・
これで短大生かよー せめて高校生だったらまだ許せたのに。設定間違ったね。

あと、野良女でもそうだったんですが、苗字呼び好きですねーこの作者。
短大生女子の友達同士でも全員苗字呼び。不自然だと思いませんか。体育会系でもないのに。いや、体育会系こそ名前で呼び合いそう。勝手なイメージですが。
この年代はたいてい名前とかあだ名で呼び合ってるよ。ソースは勤務先。女子大ですから。

しかしどの話も故人が浮かばれないというか、どんだけ生前の行ないが悪かろうが、ここまで「死」を軽く扱えるのもすごいわ。
フィクションとはいえ、葬儀屋の人って案外こんなかんじなのかと思ってしまう。やっぱり「おくりびと」みたいなのばかりじゃないか。
元彼の嫁の告別式前夜に、同僚と寝る笹島さん。いくらなんでもそれは・・・
「強いと思ってたけどやっぱり弱い私」じゃねーだろ。
木崎も堪えろよ。つうか、こんな事態でもその気になれるんですね・・・若いわー
妹尾も元彼死んだばっかなのに、早々と木崎にときめく始末。
こいつら人としてどうなの。このあたりがひっかかって好きになれないのかもしれん。
恋愛要素はなくてもよかったと思う。葬儀屋で巻き起こる騒動話でいいじゃん。


いくつかの短編なので読みやすいのはよかった。
ただ、本当に内容がない。結局何が言いたかったのか最後まで見い出せませんでした。
好きな人はキャラ萌えでもいいんでしょうけど。私には無理です。
いっそ葬儀屋の面々が全員男だったらまだ楽しかったかもな。すいませんね腐ってて。
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