読んだ本の感想メモ。思ったことを正直に。(あらすじはアマゾンなどから引用)
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著者/高月まつり 出版年/2003年
赤い髪に琥珀色の瞳を持つ浩太は、使用人の息子として、日野家のお屋敷にやってきた。ずっと「異人の子」と蔑まれてきたが、お屋敷の次期当主・裕利は、その髪に優しく触れ、好きだと言ってくれた。二人の間にほのかな恋が生まれる―それが波乱に満ちた人生の始まりとも知らずに。その時、裕利の継母は日野家の財産を狙い、当主暗殺をもくろんでいた。使用人とご主人様―身分違いのせつない恋の行方は…。
赤い髪に琥珀色の瞳を持つ浩太は、使用人の息子として、日野家のお屋敷にやってきた。ずっと「異人の子」と蔑まれてきたが、お屋敷の次期当主・裕利は、その髪に優しく触れ、好きだと言ってくれた。二人の間にほのかな恋が生まれる―それが波乱に満ちた人生の始まりとも知らずに。その時、裕利の継母は日野家の財産を狙い、当主暗殺をもくろんでいた。使用人とご主人様―身分違いのせつない恋の行方は…。
ひたすら憐れなカップル
この人の小説は借りて何冊か読んだことあるけど、珍しく悲恋話。
いつもは随所にギャグが散りばめられていて、このジャンルの書き手の中では読みやすいんだけど、コレは終始シリアスだった。
元々こういう路線だったのかなこの人。つまらなくはないし設定も嫌いじゃないけど惜しい…長すぎるというか。
時代背景は、明治~昭和初期のあたりかな?資産家の息子と使用人の少年の切ない恋模様。
昼メロでやってもよさそうな。いろいろ試練があるわけですよ。坊ちゃんの婚約者とか義母と義兄の仕打ちとか不治の病…そして理解者である友人たちがいて。
二人とも病気になって、終盤はもうどっちが先に逝くのかってかんじになって、結局心中ってオチだった。
義母と義兄もなんか中途半端な扱いだし。いびったり襲ったりしてたけど、物語的にあまり意味がない。主人公がかわいそうなだけ。
普通の小説としてさらりと読めちゃうかんじ。普通の恋愛小説として。もうちょっと短くしてあとなんか物足りないのをなんとかすれば、こういうのがあってもいいって思える。
イラストは綺麗です。物語の雰囲気にあっているし。そこに救われた。エロシーンのイラストも控えめです。
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