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読んだ本の感想メモ。思ったことを正直に。(あらすじはアマゾンなどから引用)
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著者/朝月美姫 出版年/1995年

バイク事故で入院した水島祐也はエリート医師藤森直と出会い、その強引な求愛に翻弄される。人を人とも思わぬ傲慢な直に反感を覚えながらも次第に魅かれていく祐也。そんな時、直の昔の恋人卓がニューヨークから帰ってきた。いまだに卓を深く愛し続ける直の姿に、祐也は自分が身がわりに過ぎなかったのではないかと疑てをもち…弧独で純粋な少年のみずみずしい成長を描く感動作。


マゾたちの饗宴

いろいろツッコミどころ満載ですがまずタイトル。「医者」ってのを強調したいのなら「白衣の悪魔に奪われてv」とか「直先生のvアブない診察室」なんていかがっすか。
シリアスめに「調教病棟 ~やさしくいじめて~」でもいいと思う。ポップなら「イジめてvドクター」でいいんじゃないの。横文字でいきたいなら「My Sweet Dr.」とか「LOVE SHOCK Dr.」のほうがBLぽいのでは。もうタイトル考えるほうが楽しいんですけど。

かんじんの内容は…はぁ(ため息) 性悪×マゾ。不器用というより自己中で性格悪いエリート医と、愛に飢えた孤独な男子高校生。どっちもうっとうしかった。
祐也(男子高生・受)が直(エリート医・攻)に惹かれていく心情など、なんで?としか思えないんだけど、こっち(読者側)が「この子はMだからね」ってあきらめを持ってようやく成り立つというか。
直の行動も理解できないんだけど、これも「コイツ足りないからな(←頭の中が)」とあきらめを持つしか…。読者も大変です。

卓(直の元恋人)という女王サマに翻弄されるおっさんたちの色恋沙汰に巻き込まれたあわれな少年の話。
卓もスゴイ腕前のピアニストってわりには、帰国中の二週間ずーっと同じバーでしか弾かないのも変じゃない?普通全国ツアーしたりするだろ。
まぁ圭介(卓の想い人)に会いに帰国したようなので、完全プライベートってことですか。って読者が思うしか…。

ていうかコレ誰の話?祐也メインでサブメイン卓?直の影がどんどん薄くなりました。
卓のアメとムチ攻撃を悦び(快感)と受けとめる男たち。卓の前では直すらもMに思える。卓以外全員Mか。
なので終始「あー、Mだから仕方ないか」で押し通す、そんな小説。

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