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読んだ本の感想メモ。思ったことを正直に。(あらすじはアマゾンなどから引用)
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著者/万城目学 出版年/2009年

女子になりたい中学生・大輔と彼を守ってきた幼馴染の茶子。彼らが暮らす空堀商店街に、会計検査院の調査官3人の手が伸びる


関西人的発想か

会計検査院vs大阪国の交渉。なんのこっちゃというかんじです。
やっぱり大阪って国内なのに独立した国っぽいよね。発想としてはアリでしょう、充分。

登場人物の名前が、大阪国民は豊臣恩顧武将で検査院側は徳川武将な件。イメージは関ヶ原なの?

しかしもっと短くまとまらなかったのか。長すぎる。ドラマとか映画の原作を意識してそう。映像化できるかどうかは別として。CGを使えばできそうだけど。
もう脳内ではキャストも浮かびます。松平は佐藤浩市あたり。鳥居は塚地、旭は黒木メイサとかどうですか。

大輔の、女の子の格好したい理由をもっと描写してほしかった。性同一障害というわけでもなさそうだし、ただセーラー服着たいだけのようで。女装趣味でもなくて、本当にただセーラー服が着たいだけなんだな、と。よくわからん。
本当に女の子として生きたいんだったら、言葉づかいや仕草や服装以外の外見も気にしそうなのに、まったく男だし。いじめの原因にさせるべく、そういう設定にしただけなのか。

とにかく、もっと削れますね、この話。短ければもっとおもしろく感じられたかも。
親子の絆とか、自分の行き方を貫く少年とか、いい素材集めてんのにもったいない。
あと、豊臣家好きだとさらに楽しめる。興味がないとほんとなんのこっちゃで終わりそう。
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