読んだ本の感想メモ。思ったことを正直に。(あらすじはアマゾンなどから引用)
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著者/秋山香乃 出版年/2010年
男同士の愛憎の嵐に散った、幕末の志士二人武市半平太は、土佐藩では坂本龍馬を凌ぐほどだったが、薩長の政変に巻き込まれて落命。その陰には腹心の岡田以蔵がいた。幕末の悲劇のヒーローを描く長編小説
女性向けだよね?これ
幕末モノ。そんなに知識なくても楽しめました。
つーか、個人的には大当たりなんですけど。まぁ萌える。これはいいBL。表紙からしてBL。でも表紙は普通にしてほしかったな。
武市は蔵之介、以蔵は松ケンで脳内配役しました。この配役で映像化するといいのに。
以蔵は卑屈でコンプレックスのかたまりで、とにかく自分のすべては武市だと思っている。そんな以蔵を己の志のために働かせる武市。それが以蔵のためだと自分に言い聞かせて。
互いを思うあまり憎さが募ったり、すれ違ってしまったり、こういうのすんごい好みなんですよ。おなかいっぱい。
そういうフィルタをはずして見れば、あまり楽しめないかもしれません。よくできた同人小説レベル。
武市と以蔵の関係、心情に焦点を当ててるため、人斬りとしての以蔵の描写はそんなにない。
時代的な描写はしっかりしてるけど、数箇所残念な誤字があったりw
一般の幕末ファンには薦められないな。一般受けはしないだろうが俺は支持する。
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